いばら路を知りてささげし : 石井筆子の二つの人生
著者
書誌事項
いばら路を知りてささげし : 石井筆子の二つの人生
岩波書店, 2013.11
- タイトル別名
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いばら路を知りてささげし : 石井筆子の2つの人生
- タイトル読み
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イバラミチ オ シリテ ササゲシ : イシイ フデコ ノ フタツ ノ ジンセイ
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注記
装幀: 桂川潤
初出: 「婦人之友」2011年4月号-2013年5月号
単行本化にあたり大幅に加筆・修正
主なる参考文献: p266
内容説明・目次
内容説明
大村藩の有力藩士の長女として生まれた筆子は、明治初期の近代的女子教育を受け、ヨーロッパでの生活も体験する。彼女は前半生においては、華族女学校での教育や大日本婦人教育会の創設などに積極的にかかわって、日本の女子教育の確立に大いに貢献する。だが、一転、後半生は、己を棄てて、二人目の夫石井亮一とともに、日本における最初の知的障害児の教育と福祉に捧げる。津田梅子ら錚々たる人々と親交を結び、ベルツ博士や法学者ボアソナードからも一目置かれた稀有な一近代女性が目にしたものとは何だったのか。陰影に富むその八十四年の生涯を綴る。
目次
- ベルツの見た鹿鳴館の華
- 『クララの明治日記』の中のお筆さん
- 筆子パリ・ハーグ学習帖
- アメリカン・レディとの出会い
- 最初の試練
- 明治二十年代、筆子の航跡
- 滝乃川学園の産ぶ声
- 筆子の見たアメリカ
- 「いと小さきもの」への目覚め
- 『火影』の一夜から
- 石井亮一を支えて
- 拭えども溢るる涙
「BOOKデータベース」 より