書誌事項

社会的包摂/排除の人類学 : 開発・難民・福祉

内藤直樹, 山北輝裕編

昭和堂, 2014.2

タイトル別名

社会的包摂排除の人類学

社会的包摂排除の人類学 : 開発難民福祉

タイトル読み

シャカイテキ ホウセツ/ハイジョ ノ ジンルイガク : カイハツ・ナンミン・フクシ

大学図書館所蔵 件 / 195

注記

内容: 序章: 「社会的包摂/排除」現象への人類学的アプローチ, 第I部: 開発 -- 「弱者」が作られるフィールド(第1章「ケニア牧畜民の伝統社会は開発から逃れられるか」-第4章「オーストラリア先住民の「暴力」といかにつきあうか」, 第I部読書案内), 第II部: 難民 -- グローバリゼーションと国籍(第5章「アフリカの難民収容施設に出口はあるのか」-第8章「第三国定住難民と私たちとの接点はどこにあるのか」, 第II部読書案内), 第III部: 福祉 -- 私たちは「隣にいる他者」といかに生きるか(第9章「ホームレス状態から地域生活への移行において何が問われているのか」-第12章「脱施設化は真の解放を意味するのか」, 第III部読書案内), 終章: 開発/難民/福祉の横断を終えて, あとがき(内藤直樹), 索引, 執筆者紹介

参考文献: 各章末

読書案内: 各部末

収録内容

  • 「社会的包摂/排除」現象への人類学的アプローチ / 内藤直樹 [著]
  • ケニア牧畜民の伝統社会は開発から逃れられるか / 内藤直樹 [著]
  • エチオピア牧畜民に大規模開発は何をもたらすのか / 佐川徹 [著]
  • ボツワナの狩猟採集民は「先住民」になることで何を得たのか / 丸山淳子 [著]
  • オーストラリア先住民の「暴力」といかにつきあうか / 飯嶋秀治 [著]
  • アフリカの難民収容施設に出口はあるのか / 中山裕美 [著]
  • アンゴラ定住難民の生存戦略は持続可能か / 村尾るみこ [著]
  • 在日インドシナ定住難民の「彼らなりの暮らし」はどう保たれているか / 岩佐光広 [著]
  • 第三国定住難民と私たちとの接点はどこにあるのか / 久保忠行 [著]
  • ホームレス状態から地域生活への移行において何が問われているのか / 北川由紀彦 [著]
  • 野宿者の日常的包摂は可能か / 山北輝裕 [著]
  • 精神障害者の世界は受け入れられるか / 間宮郁子 [著]
  • 脱施設化は真の解放を意味するのか / 有薗真代 [著]
  • 開発/難民/福祉の横断を終えて / 山北輝裕 [著]

内容説明・目次

内容説明

先住民、難民、移民、障害者、ホームレス…。さまざまな現場で社会的に排除された人たち。彼らを社会的に包摂しようと支援する取り組み。ところが、その包摂が新たな排除を生み出すというパラドックス。遠い世界のどこでもない、いま私たちの足下で何が起こっているのか?

目次

  • 「社会的包摂/排除」現象への人類学的アプローチ
  • 第1部 開発—「弱者」がつくられるフィールド(ケニア牧畜民の伝統社会は開発から逃れられるか;エチオピア牧畜民に大規模開発は何をもたらすのか;ボツワナの狩猟採集民は「先住民」になることで何を得たのか;オーストラリア先住民の「暴力」といかにつきあうか)
  • 第2部 難民—グローバリゼーションと国籍(アフリカの難民収容施設に出口はあるのか;アンゴラ定住難民の生存戦略は持続可能か;在日インドシナ定住難民の「彼らなりの暮らし」はどう保たれているか;第三国定住難民と私たちとの接点はどこにあるのか)
  • 第3部 福祉—私たちは「隣りにいる他者」といかに生きるか(ホームレス状態から地域生活への移行において何が問われているのか;野宿者の日常的包摂は可能か;精神障害者の世界は受け入れられるか;脱施設化は真の解放を意味するのか)

「BOOKデータベース」 より

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