聖徳太子の真実
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聖徳太子の真実
(平凡社ライブラリー, 806)
平凡社, 2014.2
- タイトル読み
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ショウトク タイシ ノ シンジツ
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注記
内容: 序論: 聖徳太子の解明に向けて, 第I部: 聖徳太子は実在したか《史料論》(「近代歴史学と聖徳太子研究」-「「元興寺伽藍縁起并流記資財帳」の信憑性」, コラム(「「上宮」の意味」-「法隆寺釈迦三尊像台座の墨書銘」)), 第II部: 『日本書紀』と聖徳太子(「『日本書紀』の構想」-「道慈の文章」), 第III部: 聖徳太子信仰の展開(「「救世観音」の成立」-「浄土真宗における聖徳太子信仰の展開」, コラム「愛馬、黒駒の墓と寺」), 〈聖徳太子〉関連年表, 聖徳太子研究と私 -- 執筆を終えて, 平凡社ライブラリー版あとがき(大山誠一), 執筆者紹介
2003年11月に刊行されたもの
〈聖徳太子〉関連年表: p431-434
収録内容
- 聖徳太子の解明に向けて / 大山誠一 [執筆]
- 近代歴史学と聖徳太子研究 / 吉田一彦 [執筆]
- 天皇号の成立と東アジア : 近年出土の木簡と朝鮮の金石文を手がかりにして / 増尾伸一郎 [執筆]
- 推古朝遺文の再検討 / 瀬間正之 [執筆]
- 「元興寺伽藍縁起并流記資財帳」の信憑性 / 吉田一彦 [執筆]
- 『上宮記』の成立 / 大山誠一 [執筆]
- 『上宮聖徳法王帝説』成立試論 / 大山誠一 [執筆]
- 法起寺塔露盤銘の成立 / 大山誠一 [執筆]
- 「上宮」の意味 / 大山誠一 [執筆]
- 飛鳥時代の仏教 / 御子柴大介 [執筆]
- 法隆寺釈迦三尊像台座の墨書銘 / 大山誠一 [執筆]
- 『日本書紀』の構想 / 大山誠一 [執筆]
- 『日本書紀』と渡来人 / 加藤謙吉 [執筆]
- 道慈の文章 / 吉田一彦 [執筆]
- 「救世観音」の成立 : 霊験化された聖徳太子 / 藤井由紀子 [執筆]
- 『聖徳太子伝暦』がつくりあげた太子像 / 渡辺信和 [執筆]
- 『四天王寺縁起』の成立 / 榊原史子 [執筆]
- 「聖徳太子の墓」誕生 / 小野一之 [執筆]
- 顕真と慶政 : 中世法隆寺の復興的様相と太子信仰 / 藤井由紀子 [執筆]
- 浄土真宗における聖徳太子信仰の展開 / 脊古真哉 [執筆]
- 愛馬、黒駒の墓と寺 / 小野一之 [執筆]
- 聖徳太子研究と私 : 執筆を終えて / 大山誠一 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
千数百年の間、比類なき偉人とされてきた聖徳太子。だがその存在は、万世一系のイデオロギーを強固にすべく『日本書紀』に描かれた虚構であり、藤原不比等や長屋王らによりつくられた虚像であった—。聖徳太子の基本史料を検証し、太子不在の歴史の道筋を探るとともに、その後の太子信仰の展開を追った刺激的な一冊。
目次
- 序論 聖徳太子の解明に向けて
- 第1部 聖徳太子は実在したか“史料論”(近代歴史学と聖徳太子研究;天皇号の成立と東アジア—近年出土の木簡と朝鮮の金石文を手がかりにして;推古朝遺文の再検討;「元興寺伽藍縁起弁流記資材帳」の信憑性;『上宮記』の成立;『上宮聖徳法王帝記』成立試論;法起寺塔露盤銘の成立)
- 第2部 『日本書紀』と聖徳太子(『日本書紀』の構想;『日本書紀』と渡来人;道慈の文章)
- 第3部 聖徳太子信仰の展開(「救世観音」の成立—霊験化された聖徳太子;『聖徳太子伝暦』がつくりあげた太子像;『四天王寺縁起』の成立;聖徳太子の墓誕生;顕真と慶政—中世法隆寺の復興的様相と展開)
「BOOKデータベース」 より