「農民画家」ミレーの真実
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書誌事項
「農民画家」ミレーの真実
(NHK出版新書, 427)
NHK出版, 2014.2
- タイトル別名
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農民画家ミレーの真実
- タイトル読み
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「ノウミン ガカ」 ミレー ノ シンジツ
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注記
参考文献: p220-223
内容説明・目次
内容説明
一九世紀フランスでは酷評され、日本やアメリカでは「敬虔で道徳的」と礼賛されたミレー。特に日本では、明治期よりミレーを偉人としてあがめてきたことが、画家の実像を見えにくくした。同時代の画壇を震撼させた革新性、農民画に留まらない画業の多様性、ミレー作品の現代性を明らかにしながら、毀誉褒貶に満ちた「清貧の農民画家」の真の姿に迫る。
目次
- 第1章 “種をまく人”がまいているのは何か?—ミレーの革新性(ミレーによる「農民画」の改革;“種をまく人”の衝撃;二つの“種をまく人”の謎)
- 第2章 ミレーの生涯と画業の変遷—ミレーの多様性(グレヴィルの日々—ミレーの原風景;シェルブール、パリ—苦難の日々と肖像画家としての研鑽;二月革命でつかんだチャンス—歴史画から農民画へ;バルビゾン前期—農民画代表作の誕生;バルビゾン後期—風景画の新境地と名声;晩年—最後の「四季」から印象主義の先駆へ)
- 第3章 ミレーは本当に清貧か?—ミレー神話の形成過程(ミレー・ブームを作ったアメリカ;サンスィエの「ミレー伝」、神話と真実;日本におけるミレー神話)
- 第4章 さまよえる魂の画家—ミレーの現代性(「現代画家」としてのミレーの素顔;人間の疎外とミレーの世界性)
「BOOKデータベース」 より