日本語の近代 : はずされた漢語

書誌事項

日本語の近代 : はずされた漢語

今野真二著

(ちくま新書, 1062)

筑摩書房, 2014.3

タイトル読み

ニホンゴ ノ キンダイ : ハズサレタ カンゴ

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内容説明・目次

内容説明

江戸期までの日本語は、日本の固有語である和語と、中国語から借用した漢語とが緊密に結びついて形成されてきた。そこでは、訓を媒介にして漢語の意味をとらえるシステムが働き、漢語が日本語にとっての「公性」を支えていた。しかし、日清戦争頃を境目として、使用する漢字を減らし、漢語をいわば「はずす」ような動きが起こった。近代国家へと変貌を遂げる過程で、日本語が初めて経験する人為的なコントロールとは?明治期の小学校教材を通してその全貌を追う。

目次

  • 序章 明治期の日本語
  • 第1章 『小学読本』前夜—和漢洋の成立
  • 第2章 『小学読本』の時代—和漢洋の形成と定着
  • 第3章 和語と漢語と
  • 第4章 漢字から仮名へ—和漢洋から和洋へ
  • 第5章 現代への問題提起

「BOOKデータベース」 より

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