9・30世界を震撼させた日 : インドネシア政変の真相と波紋
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書誌事項
9・30世界を震撼させた日 : インドネシア政変の真相と波紋
(岩波現代全書, 028)
岩波書店, 2014.3
- タイトル別名
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9・30世界を震撼させた日
- タイトル読み
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9・30 セカイ オ シンカン サセタ ヒ : インドネシア セイヘン ノ シンソウ ト ハモン
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注記
9・30事件関係年表: 巻末p1-3
引用文献: 巻末p4-12
内容説明・目次
内容説明
一九六五年一〇月一日未明に、ジャカルタで軍事政変が勃発、半年後の一枚のスカルノ大統領が発したとされる命令書により、権限はスハルトへと移った。中国では文化大革命が起き、東南アジアにアセアンが成立し西側反共主義陣営の結束を固め、日本は大規模な経済進出の足掛かりをつかんだ。政変を主謀したとされたインドネシア共産党は非合法化され、党員は逮捕され殺され政治犯にされた。国内全土に大虐殺の嵐が吹き荒れ、インドネシア経済を担っていた華僑への迫害がエスカレートしていく。膨大な一次史料と先行研究を踏まえ、いまだ謎に包まれた事件の真相を追究し、インタビューと現地取材を通して、事件の波紋の全体像を活写する。
目次
- 第1部 左傾化するスカルノ政権(新植民地主義との闘い;対立を内包したスカルノ体制;台頭するインドネシア共産党(PKI))
- 第2部 二つのクーデター—九・三〇事件と三・一一政変(九月三〇日の事件;「三・一一政変」—もう一つのクーデター)
- 第3部 社会暴力(大虐殺;大虐殺の背後に見えるもの;スケープゴートにされた華僑・華人たち)
- 第4部 新たな秩序による再編(新秩序の確立と国際関係の再編;マレーシア闘争の終了と西カリマンタン農村社会の再編—「デモンストラシ・ダヤク」;不穏分子の排除と政治的安定)
「BOOKデータベース」 より