ゾルゲ事件 : 覆された神話
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ゾルゲ事件 : 覆された神話
(平凡社新書, 725)
平凡社, 2014.3
- タイトル読み
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ゾルゲ ジケン : クツガエサレタ シンワ
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注記
関連略年表: p250-254
内容説明・目次
内容説明
「二〇世紀最大のスパイ事件」ともいわれるゾルゲ事件。そのイメージは戦後、東西冷戦下における情報戦の文脈の中で形作られてきた。それが過去のものになった今、戦前の特高警察、占領期の米軍ウィロビー報告によって定説化した「伊藤律・発覚端緒説」をはじめ、「大きな物語」の構図が様々な形で綻びを見せている。ゾルゲ事件を二重の意味での情報戦として再考し、その真相を探る。
目次
- はじめに—ゾルゲ事件とは何か
- 序章 膨張する情報戦、移動する舞台と配役
- 第1章 ゾルゲ事件はいかに語られてきたか
- 第2章 ゾルゲ事件イメージのルネッサンス
- 第3章 松本清張「革命を売る男・伊藤律」説の崩壊
- 第4章 川合貞吉はGHQウィロビーのスパイだった—「清里の父」ポール・ラッシュの諜報活動
- 第5章 検挙はなぜ北林トモ、宮城與徳からだったのか—米国共産党日本人部の二つの顔
- 第6章 ゾルゲ事件の二重の「始まり」—キーパースン鬼頭銀一
「BOOKデータベース」 より