書誌事項

徳川制度

加藤貴校注

(岩波文庫, 青(33)-496-1, 2, 3, 4)

岩波書店, 2014.4-2017.3

  • 補遺

タイトル読み

トクガワ セイド

大学図書館所蔵 件 / 262

この図書・雑誌をさがす

注記

底本: 東京大学法学部近代日本法政史料センター (明治新聞雑誌文庫) 編 『朝野新聞 縮刷版』 35-38 (ぺりかん社, 昭和59年4月-7月)

参考文献: 下: p675-679

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784003349618

内容説明

江戸城内から江戸の町や下層社会まで記録された歴史実録書。文献史料や故老からの聞書きなどをもとに、『朝野新聞』に明治25‐26年にかけて連載されたものである。上巻には、町奉行、刑罰、牢屋、人足寄場、非人、町会所、火事、辻番、株式、市場などの項目を収録。江戸の町の実態がよく分かる貴重な一冊。

目次

  • 司法と市政(司法の事;評定所;箱訴;刑罰の事;江戸町奉行所;囚獄の事;人足寄場創立の由来;穢多の一大族制;非人の族制;乞丐の群;仁太夫の企業;町会所;市制;町年寄の由来・町地割役の由緒(続編);江戸の火事;辻番)
  • 経済と市場(株式;株式の売買;両替商;札差;金銭貸借の事・続編;質商;髪結床;魚市場;青物市場)
巻冊次

中 ISBN 9784003349625

内容説明

江戸の町の実相を記録した歴史実録書。中巻には、山の手と下町でちがう寺子屋をはじめ、秘密結社的存在ともいうべき虚無僧、富籤興行、吉原、岡場所、娼妓、若衆など社会・風俗に関するもの、江戸城年始の儀礼を記した年始登城、下馬評、礼服、駕籠、乗物など武家社会に関するものを収録する。詳細な注釈を付す。

目次

  • 社会と風俗(寺子屋;三拾三間堂の由緒(続編);勧進能;富籤興行;瞽盲の社会 ほか)
  • 江戸城と武家社会(年始登城;二十八日;城中の御能;下馬評;礼服 ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784003349632

内容説明

武家の学問の殿堂であった湯島聖堂、鷹・鷹匠、東叡山寛永寺のことをはじめ、アメリカ使節の江戸城登城、桜田門外の変、生麦事件、東禅寺事件など幕末・維新の激動の時代を彩る数々の事件についての項目を収録。なお、「幕末の陸海軍」「社会魔」など『徳川制度』の補遺的な内容を収録する「補遺」を続刊の予定。

目次

  • 江戸城と武家社会(承前)(小普請;聖堂;鷹の記 ほか)
  • 幕末の情勢(安政の大地震(編外);慶喜公と烈公の舌戦;亜米利加使節の登城 ほか)
  • 東叡山寛永寺(編外)(建物;本坊職制;山内取締 ほか)
巻冊次

補遺 ISBN 9784003349649

内容説明

明治時代半ばの段階で、欧文史料を含め史料を博捜して書かれた鎖国の通史として注目される「鎖国始末」をはじめ、「柳沢吉保」など江戸幕府の政争に関する逸話、商人の成功譚「商人鑑」、下層社会の記録「社界魔」、幕末の陸海軍の実話や法令、町人の願書などを収録。『徳川制度』を補足する歴史実録集。詳細な索引を付す。

目次

  • 鎖国始末
  • 大久保忠隣の改易
  • 釣天井始末
  • 柳沢吉保
  • 商人鑑
  • 文身
  • 幕末の陸海軍
  • 社界魔
  • 参考記事

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ