愛欲のローマ史 : 変貌する社会の底流
著者
書誌事項
愛欲のローマ史 : 変貌する社会の底流
(講談社学術文庫, [2235])
講談社, 2014.5
- タイトル別名
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ローマ人の愛と性
- タイトル読み
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アイヨク ノ ローマシ : ヘンボウ スル シャカイ ノ テイリュウ
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注記
1999年講談社刊『ローマ人の愛と性』を文庫化にあたり改題したもの
叢書番号はブックジャケットによる
参考文献: p214-217
内容説明・目次
内容説明
恥辱と悪徳を語ることは、その社会の深層に触れることである。過剰な欲望と淫靡な乱行の裏には、ローマ人のどんな心性が潜んでいたのか。放蕩を重ねる娘に手を焼くアウグストゥス。世情の頽廃ぶりに、冷笑から嘲笑を経て義憤へと変わる風刺詩人たちの視線。そして、性愛と家族をめぐる意識の変化が、やがてキリスト教の大発展の土壌を築いていく。
目次
- 1 この世は恥辱と悪徳に満ち満ちている(アウグストゥスの娘;ユリアの放蕩 ほか)
- 2 相異なる顔をもつローマ人(二つのローマ;キケロの時代と社会—自由闊達・質実剛建の時代 ほか)
- 3 表象と心象—歴史の逆説(ホラティウスの冷笑;マルティアリスの嘲笑 ほか)
- 4 「結婚」と夫婦愛(カエサルは妻に愛をささやいたか;「姦通」は家の汚名 ほか)
- 5 「自分を見つめる心」と道徳(ある市民の独白;「読み書き能力」について考える ほか)
「BOOKデータベース」 より