躁と鬱
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躁と鬱
(筑摩選書, 0090)
筑摩書房, 2014.5
- タイトル読み
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ソウ ト ウツ
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注記
参考文献: 章末
内容説明・目次
内容説明
孤立+睡眠障害→苦悩の病へ。躁・うつの3段階をさまざまな症例から解明。昨今の啓蒙主義的なうつ病論ブームを超えて、人類が自らの苦悩の極北的表現として太古から共存してきた狂気(精神病)の軌跡の中に躁うつ病を改めて位置づけなおし、躁と鬱をその両極性という視点から点検し、その回復を展望する。
目次
- 1 躁鬱病とは何か?(躁うつ病の我執性とスパイラル;三大精神病論とその理念—人間観念の三領域;精神障害とは何か?)
- 2 躁鬱病者と「病前性格」(「二つの魂」について;病跡学から性格論への寄与;「二つの魂」と生育史)
- 3 発病の構造について(「うつ病発病状況」論の軌跡;わたしたちの躁うつ発病構造論)
- 4 病態の構造—躁・鬱スパイラルの形成(「躁うつ病スパイラル」の形成;うつ病の三段階;躁病の三段階;躁うつ病の分類)
- 5 躁鬱病の治療について(「癒し」としての治療と「柔らかい治療主義」;柔らかい治療主義の三段階;「地域医療」(コミュニティ・ケア)について;症例の検討;「二つの魂」の統合とスピリチュアリティ)
「BOOKデータベース」 より