無意識という物語 : 近代日本と「心」の行方

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無意識という物語 : 近代日本と「心」の行方

一柳廣孝著

名古屋大学出版会, 2014.5

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無意識という物語 : 近代日本と心の行方

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ムイシキ トイウ モノガタリ : キンダイ ニホン ト ココロ ノ ユクエ

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重なりあうる科学とフィクション。フロイト精神分析や「無意識」の受容は、日本における「心」の認識をどのように変化させたのか。民俗的な霊魂観と近代的な心身観がせめぎあう転換期を捉え、催眠術の流行や文学における表象をも取り上げつつ、「無意識」が紡ぎ出した物語をあとづける「心」の文化史。

Table of Contents

  • 第1部 「無意識」の時代(「霊」から「無意識」へ;意識の底には何があるのか—催眠術・霊術の言説戦略—;超感覚の行方—催眠術・千里眼・テレパシー—;変容する夢;「心理研究」とフロイト精神分析)
  • 第2部 芥川龍之介と大正期の「無意識」(消された「フロイド」—「死後」をめぐる疑念—;夢を書く—「奇怪な再会」まで—;「無意識」という物語—「海のほとり」を中心に—;最後の夢小説—「夢」と「人を殺したかしら?」と—;メーテルリンクの季節—芥川と武者小路実篤のあいだ;怪異と神経—「妖婆」という場所;さまよえるドッペルゲンガー—「二つの手紙」と探偵小説;「無意識」の行方—芥川から探偵小説へ)

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