幕末維新の漢詩 : 志士たちの人生を読む
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幕末維新の漢詩 : 志士たちの人生を読む
(筑摩選書, 0094)
筑摩書房, 2014.7
- タイトル別名
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幕末維新の漢詩 : 志士たちの人生を読む
- タイトル読み
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バクマツ イシン ノ カンシ : シシ タチ ノ ジンセイ オ ヨム
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注記
『歴史読本』(新人物往来社/中経出版)での連載「幕末維新の漢詩人」(全15回, 2012.4-2013.6) に加筆訂正し、新たに五篇を加え、改題したもの
本書関連年譜: p296-310
内容説明・目次
内容説明
江戸時代において漢詩は詩歌の王道をなす。それはまた知識層が身につけるべき素養のひとつでもあった。幕末維新という激動期、志士たちは数多くの優れた漢詩を遺している。勝海舟、西郷隆盛、吉田松陰、桂小五郎、高杉晋作など、時代を代表する人々が人生の画期において詠じた詩は、その心情の紛うかたなき結晶である。時に烈々、時に艶美。それら詩の味わいとともに描かれる二十の肖像。
目次
- 高杉晋作—痴情は却って老残の枝に在り
- 久坂玄瑞—海防の大義竟に如何
- 桂小五郎—天道は未だ知らず是か非か
- 日柳燕石—故さらに梨花に就く淡月の光
- 吉田松陰—盛んに桃李の枝を植えん
- 橋本左内—扼腕して頻りに睨む日本刀
- 佐久間象山—丹桂の花陰に鳳声を学ばん
- 藤田東湖—三秋の風物英雄を老いしむ
- 横井小楠—血統の論豈に天理に順わんや
- 宮部鼎蔵—胸中の部伍常に堂堂たり
- 梁川星巌—一例に詩人は道を聞くこと遅し
- 藤井竹外—樹樹の樹頭 絳霞を篭む
- 大橋訥庵—刑屍 累累として鬼火青し
- 山田方谷—何処の青山か骨を埋めざらん
- 村上仏山—落下粉粉 雪粉粉
- 月性—火攻めして勝を決し艨艟を燬す
- 前原一誠—吾は今国の為に死す
- 雲井龍雄—慷慨山の如く 死を見ること軽し
- 西郷隆盛—笑う儂死に向として仙客の如し
- 勝海舟—嘯響凛然として一剣寒し
「BOOKデータベース」 より