ターミナル・ビギニング : アメリカの物語と言葉の力
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ターミナル・ビギニング : アメリカの物語と言葉の力
論創社, 2014.7
- タイトル別名
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Terminal beginning
ターミナルビギニング : アメリカの物語と言葉の力
- タイトル読み
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ターミナル・ビギニング : アメリカ ノ モノガタリ ト コトバ ノ チカラ
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注記
その他の著者: 本村浩二, 西本あづさ, 米山正文, 平塚博子, 村山瑞穂, 細谷等, 的場いづみ, 加藤麻衣子, 照沼かほる, 松崎博
吉田廸子先生主要研究業績: p322-324
参考文献: 各論末
内容説明・目次
内容説明
現代社会のアクチュアルな問題を、物語の批評を通じ深く掘り下げる論文集。小説におけるマイノリティの問題を扱う第一部と、映画・文化産業が生み出す物語を考察の対象とする第二部から成る。アメリカ文学者・吉田迪子の思想を特徴づける代表的論考二篇を収録。
目次
- 第1部 響き合う小説の言葉(近代と対峙するコスモロジー—モリスンと石牟礼道子の世界;フォークナーの反逆的後継者としての中上健次;父の認知を求める混血児—「父と息子」と『アブサロム、アブサロム!』;シャーウッド・アンダソンとジーン・トゥーマー—視線の暴力をめぐる、テクスト間の対話;危険なる仮装—ネラ・ラーセンの「サンクチュアリ」と剽窃疑惑;「黒い」主人、「白い」奴隷—「ベニト・セレノ」における反乱の意味;戦争・哀悼・国家—アメリカ再考の物語としてのウィリアム・フォークナーの『寓話』とトニ・モリスンの『ホーム』;アイデンティティと階級の相克を越えて—チャンネ・リーの『ネイティヴ・スピーカー』はネオリベラル小説か)
- 第2部 映像と物語の可能性(映像の近代時間—効率と映画の一考察;ナブコフの『闇のなかの笑い』と映画;非アメリカ的な「夢」と前衛映画と抵抗と—第二次世界大戦前後のアナイス・ニン;戦うプリンセスたちの挑戦—プリンセスと戦う女性と女性ゴシックの関係;冷戦期のある「夫婦」の物語—レナード・バーンスタインの『タヒチ島の騒動』をめぐって)
「BOOKデータベース」 より