中東民族問題の起源 : オスマン帝国とアルメニア人

書誌事項

中東民族問題の起源 : オスマン帝国とアルメニア人

佐原徹哉著

白水社, 2014.7

タイトル別名

What happened in Adana in April 1909? : conflicting Armenian and Turkish views

タイトル読み

チュウトウ ミンゾク モンダイ ノ キゲン : オスマン テイコク ト アルメニアジン

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注記

「What happened in Adana in April 1909? : conflicting Armenian and Turkish views」 (2013年, Isis Press刊) をもとに加筆したもの

参考文献: 巻末p18-22

内容説明・目次

内容説明

一九〇九年、なにが起きたのか、なにが民衆を暴力に駆り立てたのか。近代初のジェノサイドとして語られる「アルメニア人虐殺」の真相を、当時の農業生産の構造変化や農地の所有権をめぐる争い、大国の思惑、帝国主義と伝統国家の抵抗などの複合的な絡みあいのなかで明らかにしていく。

目次

  • 序章 オスマン帝国とアルメニア人問題
  • 第1章 アダナ事件を巡る陰謀論の系譜—「中東通」の学者たち
  • 第2章 一九世紀のアダナ州—ムスリムとキリスト教徒の階層化
  • 第3章 青年トルコ人革命とアダナ州—統一と進歩委員の夢と現実
  • 第4章 隠された対立軸—難民、そして土地問題
  • 第5章 アダナ市内の騒擾—一九〇九年四月
  • 第6章 地方で発生した暴動と虐殺—暴力の連鎖
  • 終章 アダナ事件とアルメニア人問題—陰謀論を超えて

「BOOKデータベース」 より

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