マラソンと日本人
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マラソンと日本人
(朝日選書, 923)
朝日新聞出版, 2014.8
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マラソン ト ニホンジン
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Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
782.3||Ta59110058207
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主な参考文献: p311-313
Description and Table of Contents
Description
開国後の日本は外国人からさまざまなスポーツを学び、それらは全国津々浦々に普及した。なかでも「走る」ことで国際的舞台への参加・活躍を夢見た近代日本は、やがて世界に例のないかたちの「マラソン大国」となってゆく。参加者1万人超の規模のフルマラソン大会が毎週ある国は珍しい。マラソンをテレビ中継するのも、メディアの利権が絡むのも特異だ。日本初参加の五輪、ストックホルム大会で走った金栗四三、東京五輪の銅メダルののち自死した円谷幸吉、その後の瀬古利彦、中山竹通など、日本のマラソンを世界に導いたランナーたちは何を想って走ったのか。いま、日本のマラソンは低迷し、世界のトップ集団から置いていかれる一方で、国内では多くの市民ランナーたちが走っている。日本人にとってマラソンとは何か。近代マラソンの歩みを振り返り、我が国の国際性、スポーツ観の変遷をたどる。
Table of Contents
- 走り出した日本人
- 金栗四三—学生の大志と箱根駅伝
- 孫基禎—「内鮮一体」の表裏
- “ボストンマラソン”と戦後復興
- 円谷幸吉と東京オリンピック
- 祭りのあとの空白—ポスト君原健二
- 瀬古利彦の栄光と挫折
- 中山竹通のたった独りの反乱
- 女子マラソンと夏のメダル
- ケニア参入と日本の内向化
- 川内優輝—鈍足のエリートと“東京マラソン”
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