つくられる病 : 過剰医療社会と「正常病」

書誌事項

つくられる病 : 過剰医療社会と「正常病」

井上芳保著

(ちくま新書, 1089)

筑摩書房, 2014.9

タイトル別名

つくられる病 : 過剰医療社会と正常病

タイトル読み

ツクラレル ヤマイ : カジョウ イリョウ シャカイ ト セイジョウビョウ

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注記

参考文献: p266-270

内容説明・目次

内容説明

些細なからだの不調が「病気」と診断され、やがて本当に病気になってしまう—このような理不尽な事態は、なぜ起きるのか。それは、人々が「正常であらねばならない」と強迫的に思い込む「正常病」にかかっているからだ。過剰な医療が甚大な被害をもたらした子宮頚がんワクチン、恣意的な診断や投薬が症状を悪化させる精神科医療など、さまざまな分野で、いかに病がつくり出されているかを検証。そしてその背景にある近代の管理思想、現代の社会システムの病理を問い直す。

目次

  • プロローグ 「うつ病」ではなく「正常病」かもしれない
  • 第1章 強迫的に進む医療化とつながりの崩壊—犠牲になる子どもたち
  • 第2章 広がる健康不安、狭まる「正常」の幅—戦時の「健康優良児」からメタボ健診まで
  • 第3章 医療化する社会はどこに向かっているのか—病に居座る人々が病によってつながる
  • 第4章 なぜ、「正常病」の広がる社会になったのか—匿名のまなざしへの不安と出世主義者の問題を問う
  • 第5章 制度としての「精神の病」を再考する—「正常病」患者は病因と向き合わねばならない
  • エピローグ 「正常病」からの脱出のために

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB16551070
  • ISBN
    • 9784480067968
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    270p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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