Bibliographic Information

日本人の身体

安田登著

(ちくま新書, 1087)

筑摩書房, 2014.9

Title Transcription

ニホンジン ノ シンタイ

Available at  / 204 libraries

Description and Table of Contents

Description

「膝」と言えば、ピンポイントの膝頭ではなく太ももの前側全体を指し、「肩」と言えば、肩峰のみならず、首肩まわりの「界隈」を指す…おおざっぱであり曖昧であり、細かいことは気にしなかったはずの日本人の身体観。ところが、現代の身体に関する志向性はこれに逆行している。人間同士の境界も環境との境界も曖昧であったがゆえに、他人や自然と共鳴できていた日本人の身体観を、古今東西の文献や文学、また能の詞章を検証しつつ振り返ることで、「カラダ」と「ココロ」に分裂し、内向きになっている現代の身体観を、打開する端緒としたい。

Table of Contents

  • 第1章 「身」と「からだ」(欠落した身体;はだか ほか)
  • 第2章 曖昧な身体(主客の境が溶けるとき;時間の境も曖昧に ほか)
  • 第3章 溢れ出る身体(溢れ出す身体;情緒 ほか)
  • 第4章 ため息と内臓(環境と直接つながりたいという欲求;『古事記』に見る欲求の変化 ほか)

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Details

  • NCID
    BB16551194
  • ISBN
    • 9784480067944
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    254p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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