重力の虹
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書誌事項
重力の虹
(Thomas Pynchon complete collection, 1973)
新潮社, 2014.9
- 上
- 下
- タイトル別名
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Gravity's rainbow
- タイトル読み
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ジュウリョク ノ ニジ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784105372125
内容説明
「一筋の叫びが空を裂いて飛んでくる。」V2ロケットが超音速で落ちてくる。突然の死をもたらすナチの新型兵器の恐怖が覆うロンドン、1944年。その調査に当たる主人公スロースロップが作成するのは謎のナンパ地図。やつは予知が出来るのか、それともロケットが呼ばれるのか。因果の逆転、探求の旅の始まり。キーワードは…“勃起”!ロケットはペニスか。バナナはロケットか。歴史小説?科学小説?ミステリ?ポルノ?ギャグ?SF?ファンタジー?カテゴリーなど飛び越えて、物理数学工学などほんの序の口、神話に宗教、経済学に心理学、革命に暴力に陰謀史観、セックス・ドラッグ・ロックンロールのカウンター・カルチャーに女装や男色、ボンデージ、フェティッシュ鞭にロリータ超能力やら降霊術、自動書記に怪盗スパイに海賊アナキスト…天才作家の百科全書的な知の坩堝から立ち昇る、「虹」の彼方には何が見えるのか—?
- 巻冊次
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下 ISBN 9784105372132
内容説明
スロースロップはロケットマンとなった。どんなとこでもひとっ飛び!怪盗に依頼されてハッシシを掘り返したり、ねんごろになった女優の娘(超美少女)を探したりしながらも、目指すは“黒の装置”。だが、追う者であり追われる者スロースロップのパラノイアはいつしかアンチ=パラノイアへと転じていく。去った女を偲び、失った友を夢見る日々の中、縮まっていく“かれら”の包囲網—。一方、“ゾーン”で絡み合う“陰謀”の網は巨大な広がりを見せていた。“バックファイア作戦”とは。“ヘルメス計画”とは。謎の物質“イミポレックスG”とは…。“ザ・ファーム”にOSS、NW7、TsAGI、IClにIGファルベン、GE、モーガン、フリーメイスン…虹の彼方、真っ白な闇の果てに“白き冥王”ヴァイスマンは何を夢見たのか。“かれら”に抗う術はあるのか。錯綜する妄想、遁走する意味。ここは哄笑だけが響く迷宮か—文学者をもってして「読解不能」と言わしめた超弩級の怪作を、果敢に解きほぐす渾身の解説、註は必読。
「BOOKデータベース」 より