「スキャンダラスな女」を欲望する : 文学・女性週刊誌・ジェンダー
著者
書誌事項
「スキャンダラスな女」を欲望する : 文学・女性週刊誌・ジェンダー
青弓社, 2015.1
- タイトル別名
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スキャンダラスな女を欲望する : 文学女性週刊誌ジェンダー
- タイトル読み
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「スキャンダラスナ オンナ」オ ヨクボウ スル : ブンガク・ジョセイ シュウカンシ・ジェンダー
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内容説明・目次
内容説明
太宰治・山崎富栄・太田静子をめぐる恋愛と情死の報道、「情熱の女」=柳原白蓮、松井須磨子の道ならぬ恋、“ミッチー・ブーム”を経て隆盛を極める女性週刊誌、そこに躍る女性のスキャンダル…。男性作家と恋愛関係にあった女性や作家、女優といった“女たち”は、なぜスキャンダルをその身にまとうようになるのか。またそれらをめぐる報道は、女性たちの生や身体、あるいは死をどう物語化していくのか。女性をスキャンダルの渦に巻き込み、そこにとどめ、消費の対象にしていく構造を明らかにする。
目次
- 第1部 スキャンダルを描く—“太宰治”の周縁(「斜陽」のざわめく周縁—“太田静子”のイメージ化;こぼれ落ちる声—太田治子『手記』と映画『斜陽のおもかげ』;「情死」の物語—マス(大衆)メディア上に構築された“情死”のその後)
- 第2部 スキャンダルを連載する—“女”を語る(「禁じられた恋」のゆくえ—女性週刊誌「ヤングレディ」に掲載された「実名連載小説」をめぐって;「情死」はいかに語られたか—「ドキュメント情死・選ばれた女」をめぐって;女性週刊誌で「ヒロイン」を語るということ—石垣綾子「近代史の名ヒロイン」を考える)
- “女”を語る場
「BOOKデータベース」 より