日本文学の大地
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日本文学の大地
KADOKAWA, 2015.2
- タイトル読み
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ニホン ブンガク ノ ダイチ
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内容説明・目次
内容説明
魅力的な日本文学を生み出した「大地」とは?画期的な文学案内にして、古典と現代思想の豪華な饗宴!自由闊達に、そして軽快に、日本の傑作古典文学の地層の奥ふかくにダイヴし、自然と文化が溶けあう日本人の「心的空間」を描きだす!
目次
- 源氏物語—権力のポルノグラフィー・「桐壷」より
- 万葉集—1 背中の後ろを流れる霊/2 越境するポイエーシス/3 ある「終わり」をめぐる歌・天皇の歌、ほか
- 新古今和歌集—幽玄の神秘主義・「仮名序」ほか
- 歎異抄—大地に知を棄てる・「第二条」ほか
- 東海道中膝栗毛—驚異的な軽薄・「初編」より
- 松尾芭蕉—人間の底を踏み抜く・「奥の細道」ほか
- 栄花物語—女が歴史を書くということ・「あさみどり」より
- 日本霊異記—国家を超えるカルマの法則・「下巻・第二十六話」より
- 蜻蛉日記—リビドーの裏地に描かれた女性文学・「天歴九年」より
- 雨月物語—「婬」の自然思想・「貧福論」より
- 太平記—1 イデオロギーとテクノロジーのカオス/2 カタストロフィの予兆・「人見本間討死の事」より
- 井原西鶴—1 恋する換喩/2 恋愛の純粋構造/3 崩れゆく可能世界・「好色一代男」より
- 大鏡—道長、擬制の成功・「道長・長徳元年」より
- 宇治拾遺物語—打ち棄てられ、地を這う「餓鬼」と「聖」・「清徳聖奇特ノ事」より
- 夜の寝覚—精神分析としての物語・「巻四」より
- 日本書紀—老獪なる国家建設の書・「推古天皇・十二年」より
- 近松門左衛門—人形、悲劇の化身「曽根崎心中」より
- 禅竹—中世的思考の花・「明宿集」より
- 謡曲江口—菩薩としての遊女・「江口・後場」より
「BOOKデータベース」 より