犬たちの肖像
著者
書誌事項
犬たちの肖像
集英社, 2015.6
- タイトル別名
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Portraits of dogs
犬たちの肖像
- タイトル読み
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イヌ タチ ノ ショウゾウ
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内容説明・目次
内容説明
人間のもっとも古い伴侶にして身近な他者。古代叙事詩からルネッサンスの戯作、近代小説、SF、そして映画と漫画にいたるまで、犬のイメージの変遷をたどる。比較文学者にして愛犬家である四方田犬彦の、古今東西文学エッセイ集。
目次
- ハーマン・メルヴィルを讃えて
- 乞食の帰還—ホメロス
- 二人の動物物語作家—シートンとロンドン
- 孤独の友だち—ブニュエルとセリーヌ
- 犬、人を襲う—鏡花、多喜二、ギャリ
- 四つん這いになる—ドヌーヴと金石範
- 犬婿入り—『後漢書』と馬琴
- 冥府より来りて—グラス
- 犬を人間にできるか—ステープルドンとブルガーコフ
- 犬をどう名付けるか
- 密談ピカレスク—セルバンテスとホフマン
- 犬族から遠く離れて—パニッツァとカフカ
- 東西名犬対決—『タンタン』と『のらくろ』
- 復員兵という名の野良犬—吉岡実と北村太郎
- 犬の眼でモノを見る—ジョイス、原将人、岡部道男、森山大道
- 文学的ジャンルとしての、犬の追悼
- 犬は人なり—谷崎潤一郎と川端康成
- 愛犬と闘犬—江藤淳と川上宗薫
- 法としての犬
「BOOKデータベース」 より