民を殺す国・日本 : 足尾鉱毒事件からフクシマへ

書誌事項

民を殺す国・日本 : 足尾鉱毒事件からフクシマへ

大庭健著

(筑摩選書, 0119)

筑摩書房, 2015.8

タイトル別名

民を殺す国日本 : 足尾鉱毒事件からフクシマへ

タイトル読み

タミ オ コロス クニ・ニホン : アシオ コウドク ジケン カラ フクシマ エ

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注記

主要引用文献: p296-301

内容説明・目次

内容説明

チェルノブイリに次ぐ大惨事となった福島第一原発事故と、百年以上前に起きた足尾鉱毒事件。いずれも、この国の「構造的な無責任体制」に起因する。そこでは「国家の決定」が神聖視され、「知性の犠牲」を捧げてまで、その遂行が優先される。こうした体制=国家教の下で、足尾では企業による鉱毒垂れ流しのため村が廃村となり、森林は今なお回復していない。無数の人びとを見殺しにするこの国の「構造的な無責任」体制を超克するには何が必要か。倫理学者による渾身の書である。

目次

  • 第1部 津波に先立って(東フクシマ原発事故;「想定外」の事象による事故?)
  • 第2部 足尾から東フクシマへ(殖産興業からアシオへ;「帝国の生命線」から総動員体制へ;戦後の復興と成長)
  • 第3部 国家教—見殺しの制度化(集団と責任;官による「公」の簒奪;国家教はどのように存続してきたか?)
  • 国家教に膝を屈しないために…

「BOOKデータベース」 より

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