テクストの擁護者たち : 近代ヨーロッパにおける人文学の誕生

書誌事項

テクストの擁護者たち : 近代ヨーロッパにおける人文学の誕生

アンソニー・グラフトン著 ; 福西亮輔訳

(Bibliotheca hermetica叢書 / ヒロ・ヒライ監修)

勁草書房, 2015.8

タイトル別名

Defenders of the text : the traditions of scholarship in an age of science, 1450-1800

テクストの擁護者たち : 近代ヨーロッパにおける人文学の誕生

タイトル読み

テクスト ノ ヨウゴシャ タチ : キンダイ ヨーロッパ ニオケル ジンブンガク ノ タンジョウ

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注記

原書 (Camgridge, MA: Harvard University Press, 1991) の翻訳

監訳・解題: ヒロ・ヒライ

文献一覧: 巻末pviii-xli

内容説明・目次

内容説明

ルネサンス期に興隆した人文主義は、ホメロスの叙事詩をはじめとする古代ギリシア・ローマの詩歌や文芸作品、聖書などのテクストを読解する学問だが、古典といわれるものがはじめから存在したわけではない。どのテクストが、どのような基準で解釈され、選ばれて古典とされていったのか、本書はこうした「テクストの科学」の歴史を近現代までたどる。

目次

  • 序章 人文主義者たちを再考する
  • 第1章 古代のテクストとルネサンスの読者たち
  • 第2章 ポリツィアーノの新しい学問とその背景
  • 第3章 捏造の伝統と伝統の捏造—ヴィテルボのアンニウス
  • 第4章 スカリゲルの年代学—文献学、天文学、普遍史
  • 第5章 新教徒vs預言者—カゾボンのヘルメス批判
  • 第6章 ヘルメスとシビュラの奇妙な死
  • 第7章 ルドルフ二世のプラハにおける人文主義と科学—背景からみたケプラー
  • 第8章 ラ・ペイレールと旧約聖書
  • 第9章 ヴォルフ序説—近代歴史主義の誕生

「BOOKデータベース」 より

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