妬みの神と憐れみの神
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妬みの神と憐れみの神
(聖書論 / 清眞人著, 1)
藤原書店, 2015.8
- タイトル読み
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ネタミ ノ カミ ト アワレミ ノ カミ
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内容説明・目次
内容説明
ユダヤ教とキリスト教を総合的に理解する。「旧約聖書、新約聖書、西欧の正統キリスト教、グノーシス派キリスト教、この四者のあいだの亀裂と対立、その緊張関係の理解なくしてどの一者の真の理解にも達し得ない。」両聖書の言説を徹底的に分析し、ニーチェを嚆矢とした正統キリスト教に対する批判的考察を受け継ぎながら、その連関を浮かび上がらせる。
目次
- 第1部 妬みの神(嫉妬と熱愛;嫉妬の心性と旧約聖書—『エレミヤ書』と『エゼキエル書』をめぐって;ヤハウェ主義を特徴づける女性嫌悪、あるいはその「肉」メタファー;母権的宗教に向けられた父権的な妬み;補助線としてのジェーン・ハリソン『ギリシアの神々』;「残酷なる試しの神」としてのヤハウェと預言者のマゾヒズム)
- 第2部 イエス考(イエスというコペルニクス的転回—発展的転換か、対立か;イエスにおける慈悲の愛の構造;イエスにおける「天の王国」表象の「生命力」メタファー—種子と幼子;イエスの「姦淫」否定の論理;女性嫌悪に抗するイエスとグノーシス派—グノーシス派文書『この世の起源について』と、『魂の解明』にもかかわらせて;イエスの生命主義とグノーシス派;脱・預言者、反・ヤハウェ主義者としてのイエス)
「BOOKデータベース」 より