世界から読む漱石『こころ』
著者
書誌事項
世界から読む漱石『こころ』
(アジア遊学, 194)
勉誠出版, 2016.1
- タイトル別名
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Reading Kokoro : an anthology of critical essays from a global perspective
世界から読む漱石こころ
- タイトル読み
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セカイ カラ ヨム ソウセキ ココロ
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注記
その他のタイトルはAbstractsによる
その他の編者: 小林幸夫, 長尾直茂, 上智大学研究機構
内容説明・目次
内容説明
夏目漱石『こころ』は、一九一四年に連載が開始されて以来、日本近代文学を代表する作品として読まれ続けてきた。また、優れた翻訳によって、国内だけでなく、海外でも読まれ、研究される作品となっている。国内外の研究者による様々な論攷から、百年を経た過去の作品としてではなく、世界で読まれる文学作品としての魅力と読みの可能性を提示する。
目次
- 第1章 『こころ』の仕組み(『こころ』と反復;思いつめ男に鈍い男—夏目漱石「こころ」;「こころ」:ロマン的“異形性”のために;深淵に置かれて—『黄梁一炊図』と先生の手紙)
- 第2章 『こころ』というテクストの行間(語り続ける漱石—二十一世紀の世界における『こころ』;クィア・テクストとしての『こころ』—翻訳学を通して;『こころ』と心の「情緒的」な遭遇;「道のためなら」という呪縛)
- 第3章 誕生後一世紀を経た『こころ』をめぐって(朝日新聞の再連載からみる「こころ」ブーム;シンポジウム「一世紀後に読み直す漱石の『こころ』」を顧みて;『こころ』の授業実践史—教科書教材と学習指導の批判的検討;カタストロフィへの迂回路—「イメージ」と漱石)
- 夏目漱石『こころ』研究史(二〇一三〜二〇一五年)
「BOOKデータベース」 より