不在の哲学
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不在の哲学
(ちくま学芸文庫, [ナ-8-3])
筑摩書房, 2016.2
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フザイ ノ テツガク
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不在の哲学
2016.2.
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不在の哲学
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Note
叢書番号はブックジャケットによる
Description and Table of Contents
Description
古来、西洋哲学は確固とした普遍的「実在」を求めてきた。本書は、そうした客観的・統一的な脱自己中心的世界としての「実在」ではなく、対立概念である「不在」こそが「真にあること」ではないかという問題に取組む。言語=理性を習得してしまった人間は、客観的・統一的な「実在」こそ普遍的であり、それを、多元的・自己中心的な「私の世界」よりも優位に置く図式に、なかなか抗うことができない。そして、自分が住んでいる世界の相貌を語りつくすことができない。それはなぜなのか。不在を生み出す時間、自己と他者というトリック等、数々の哲学のアポリアに迫る、渾身の書下ろし。
Table of Contents
- 序章 実在と不在
- 第1章 不在というあり方
- 第2章 不在と“いま”
- 第3章 不在としての過去
- 第4章 不在としての私
- 第5章 観念としての客観的世界
- 第6章 多元的原事実
- 終章 不在と無
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