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不在の哲学

中島義道著

(ちくま学芸文庫, [ナ-8-3])

筑摩書房, 2016.2

Title Transcription

フザイ ノ テツガク

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Note

叢書番号はブックジャケットによる

Description and Table of Contents

Description

古来、西洋哲学は確固とした普遍的「実在」を求めてきた。本書は、そうした客観的・統一的な脱自己中心的世界としての「実在」ではなく、対立概念である「不在」こそが「真にあること」ではないかという問題に取組む。言語=理性を習得してしまった人間は、客観的・統一的な「実在」こそ普遍的であり、それを、多元的・自己中心的な「私の世界」よりも優位に置く図式に、なかなか抗うことができない。そして、自分が住んでいる世界の相貌を語りつくすことができない。それはなぜなのか。不在を生み出す時間、自己と他者というトリック等、数々の哲学のアポリアに迫る、渾身の書下ろし。

Table of Contents

  • 序章 実在と不在
  • 第1章 不在というあり方
  • 第2章 不在と“いま”
  • 第3章 不在としての過去
  • 第4章 不在としての私
  • 第5章 観念としての客観的世界
  • 第6章 多元的原事実
  • 終章 不在と無

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Details

  • NCID
    BB20658384
  • ISBN
    • 9784480097217
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    405p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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