謎解き『ハムレット』 : 名作のあかし
Author(s)
Bibliographic Information
謎解き『ハムレット』 : 名作のあかし
(ちくま学芸文庫, [カ40-1])
筑摩書房, 2016.3
- Other Title
-
謎解きハムレット : 名作のあかし
- Title Transcription
-
ナゾトキ『ハムレット』 : メイサク ノ アカシ
Available at / 95 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Note
三陸書房2000年刊の再刊
叢書番号はブックジャケットによる
Description and Table of Contents
Description
復讐をなかなか行動に移さない優柔不断な哲学青年—われわれが信じてきたハムレット像は、実はロマン主義がつくりあげた虚像にすぎなかった!エリザベス朝時代に息づいていた「ヘラクレス的英雄像」と重ねあわせて読めば、自ら運命に立ち向かい、戦う男というハムレット本来の姿がよみがえる。文学史上、もっとも謎多き作品とされ、その不可解さゆえに「文学のモナ・リザ」「演劇のスフィンクス」とも呼ばれた傑作の驚きの真実を解き明かし、現代のシェイクスピア研究をまったく新たな地平へと導いた名著。
Table of Contents
- 第1章 『ハムレット』の謎を解く意味—序に代えて
- 第2章 ハムレットは優柔不断な哲学青年か?—ロマン主義解釈の誤り
- 第3章 なぜ復讐を遅らせるのか?—TO BE,OR NOT TO BEの表すもの
- 第4章 鏡としての演劇、ルネサンスの表象—奇妙な視点、パスペクティブ
- 第5章 「弱き者、汝の名は女」とは?—ルネサンス人間観のもたらすもの
- 第6章 ハムレットの狂気とは?—「尼寺へ行け」に篭められているもの
- 第7章 『ハムレット』最大の謎—復讐するは我にあり
by "BOOK database"