台湾のなかの日本記憶 : 戦後の「再会」による新たなイメージの構築

書誌事項

台湾のなかの日本記憶 : 戦後の「再会」による新たなイメージの構築

所澤潤, 林初梅編

(大阪大学台湾研究プロジェクト叢書, 1)

三元社, 2016.3

タイトル別名

台湾のなかの日本記憶 : 戦後の再会による新たなイメージの構築

タイトル読み

タイワン ノ ナカ ノ ニホン キオク : センゴ ノ サイカイ ニ ヨル アラタナ イメージ ノ コウチク

大学図書館所蔵 件 / 83

この図書・雑誌をさがす

注記

科学研究費助成事業基盤研究(C)「記憶の装置としての学校:現代台湾における植民地記憶の語りに関する社会学的研究」(2012年4月~2016年3月 課題番号:24510343 研究代表者: 林初梅)の研究成果

年表あり

文献等の註: 章末

内容説明・目次

内容説明

終戦以前の台湾における「日本」は、いかにして台湾人の記憶となったのだろうか。記憶は、戦後日本との「再会」によって構築され興味深い展開となったが、その全貌は明かされていない。本書では文学、歌謡、映画、看護婦、家屋、学校に現れたさまざまな「日本」から、そのあり方、変容を探る。

目次

  • 第1章 戦後台湾における日本語と日本イメージ
  • 第2章 植民地体制下の台湾の民謡—民謡に見る「場所」と「空間」
  • 第3章 歌謡、歌謡曲集、雑誌の流通—中野忠晴と「日本歌謡学院」の戦後初期台日に対する文化を越えた影響
  • 第4章 台湾における石原裕次郎の影響
  • 第5章 現代台湾映画における「日本時代」の語り—『セデック・バレ』・『大稲〓(てい)』・『KANO』を中心に
  • 第6章 台湾女性エリートの意識の形成とその変・不変—台湾人看護師を例に
  • 第7章 植民地時代の遺構をめぐる価値の生成と「日本」の位相—台湾における日本式木造家屋群の保存活動を事例として
  • 第8章 湾生日本人同窓会とその台湾母校—日本人引揚者の故郷の念と台湾人の郷土意識が織りなす学校記憶

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ