ヒュームの人と思想 : 宗教と哲学の間で

書誌事項

ヒュームの人と思想 : 宗教と哲学の間で

中才敏郎著

(人文学のフロンティア : 大阪市立大学人文選書, 6)

和泉書院, 2016.3

タイトル別名

ヒュームの人と思想 : 宗教と哲学の間で

タイトル読み

ヒューム ノ ヒト ト シソウ : シュウキョウ ト テツガク ノ アイダ デ

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注記

読書案内: p155-158

内容説明・目次

内容説明

本書は、18世紀のイギリスを代表する哲学者であるデイヴィッド・ヒュームの思想を読み解こうとする試みである。第一部は、ヒューム哲学を醸成した三つの都市、パリ、ロンドン、エディンバラの情景を交えつつ、ヒューム思想の時代背景を跡づける。第二部は、ヒュームの主著と目される『人間本性論』を取り上げ、ヒューム哲学の基礎を成す「知性論」の読み方について論じる。第三部と第四部は、ヒュームの宗教哲学を取り上げる。ヒュームは宗教と哲学の間で自らの論理を徹頭徹尾追求した。第三部では、当時最も物議を醸したヒュームの奇蹟論が論じられ、第四部は、神の存在証明の一つである計画性からの論証に関するヒュームの議論とその哲学的意義を考察する。

目次

  • 第1部 哲学三都物語—ヒュームとパリ、ロンドン、エディンバラ(スコットランド啓蒙;北のアテネ 一七一一‐三七 ほか)
  • 第2部 ヒュームの読み方—ヒュームの因果論と懐疑論(ヒュームのレッテル;ヒュームの「観念説」と人間の自然本性 ほか)
  • 第3部 奇蹟と蓋然性—ヒュームの宗教哲学(一)(ヒュームと宗教;奇蹟論の背景 ほか)
  • 第4部 真なる宗教と偽なる宗教—ヒュームの宗教哲学(二)(宗教的仮説—『知性研究』第一一節;人間本性における宗教の起源—『自然史』 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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