台湾と尖閣ナショナリズム : 中華民族主義の実像

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台湾と尖閣ナショナリズム : 中華民族主義の実像

本田善彦著

岩波書店, 2016.4

タイトル読み

タイワン ト センカク ナショナリズム : チュウカ ミンゾク シュギ ノ ジツゾウ

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注記

月刊『世界』(岩波書店刊)2014年1月号-2015年7月号15回連載「「保釣」の系譜」(2014年2月号と6月号、および2015年2月号と6月号は休載)、および2013年12月号掲載「「保釣運動は民間による初の自発的な愛国運動だ」 : 中国の民間活動家・李義強は語る」をベースに大幅に加筆したもの

参考文献: p208

内容説明・目次

内容説明

尖閣諸島(釣魚台)の領有権を主張する台湾の「保釣」運動。その源流は、一九七〇年代のアメリカでベトナム反戦運動の影響を受けた、台湾人留学生らの学生運動にあった。単なる「抗日」や「愛国」とも言い切れぬ、運動の担い手たちの真意と、時代や国境を越えて通底する思潮とは何か。保釣運動の発生から一九九〇年代の再燃を経て今に至る経緯をたどり、関係者への丹念なインタビューをもとに、香港や中国本土とも絡み合う運動の実像を活写する、渾身のルポ。『世界』連載の単行本化。

目次

  • 第1部 一九七〇‐八〇年代 北米(静かなる台湾の「保釣」;ベトナム反戦運動の風に吹かれて;ピークと分水嶺;北京で周恩来が待っていた;それぞれの「祖国」への道;「黒名単」が生んだ民主化の伴走者)
  • 第2部 一九七〇‐九〇年代 台湾(「保釣」運動に火を点けた者;戒厳令下の蠢動;突破;台大保釣会の興亡;「郷土」から「本土」へ;「愛国者」は島をめざす)
  • 第3部 一九七〇‐二〇一〇年代 香港 中国大陸 華人世界(植民地と特区の間で;民主化支持から「保釣」へ;動き始めた中国大陸の「保釣」;中華民族主義の最深層)

「BOOKデータベース」 より

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