書誌事項

教育支援と排除の比較社会史 : 「生存」をめぐる家族・労働・福祉

三時眞貴子 [ほか] 編

昭和堂, 2016.10

タイトル別名

生存をめぐる家族労働福祉

タイトル読み

キョウイク シエン ト ハイジョ ノ ヒカク シャカイシ : 「セイゾン」オ メグル カゾク・ロウドウ・フクシ

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注記

その他の編者: 岩下誠, 江口布由子, 河合隆平, 北村陽子

参考文献あり

索引あり

内容説明・目次

内容説明

福祉国家体制が形成されつつあった十九世紀末〜二十世紀半ばにおいて、家族・福祉・労働という「生存」に関わる領域で行われた社会的弱者(孤児、障害者、不登校児など)に対する教育(への/による)支援と、それが孕む排除性に焦点を当てようとする歴史研究。

目次

  • 教育社会史研究における教育支援/排除という視点の意義
  • 第1部 生命を支援する—揺れ動く家族(「福祉を通じた教育」の選別と子ども—赤いウィーンの子ども引き取りと里親養育;未婚の母の救済/非嫡出子の放逐—二〇世紀前半アイルランド社会の「道徳性」;「支援に値する」家族の選別における道徳と返済能力—ハンガリーの「生産的社会政策」(一九四〇‐一九四四)と地域社会)
  • 第2部 生活を支援する—就学・福祉・コミュニティ(地域による「精神薄弱児」への支援と排除—二〇世紀前半のイングランドの職業センター;長期欠席者対策にみる国民国家の再編—戦後高知県の福祉教員制度;重症心身障害児の生存と教育—重症児施設「花明・木の花学園」における学校教育の成立)
  • 第3部 生計を支援する—就労と家族・地域・企業(「労働の訓練/教育」による浮浪児への支援—一九世紀末のマンチェスタ認定インダストリアル・スクール;企業福祉としての教育支援—二〇世紀前半キャドベリー社の補習教育と人材育成;障害者の就労と「民族共同体」への道—世界大戦期ドイツにおける戦争障害者への職業教育)
  • 教育支援研究のゆくえ/おわりに

「BOOKデータベース」 より

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