リーマンと代数関数論 : 西欧近代の数学の結節点

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リーマンと代数関数論 : 西欧近代の数学の結節点

高瀬正仁著

東京大学出版会, 2016.11

Other Title

Bernhard Riemann and the theory of algebraic functions : the junction of modern mathematics in Western Europe

Title Transcription

リーマン ト ダイスウ カンスウロン : セイオウ キンダイ ノ スウガク ノ ケッセツテン

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Note

欧文タイトルは標題紙裏による

参考文献: p272-292

Description and Table of Contents

Description

数学の巨人たちの夢の系譜をたどる。オイラー、ガウス、アーベル、ヤコビ、ヒルベルト、岡潔、…。関数概念のはじまりから、リーマンのアーベル関数論、そして多変数代数関数論へ。論文と史実から読み解かれた数学の世界へ、精密で巧みな文章が読者を誘う。

Table of Contents

  • 第1章 代数関数とは何か—オイラーの関数概念とその変容(関数概念を振り返って;関数の世界と曲線の世界 ほか)
  • 第2章 カナリアのように歌う—リーマンの「面」の発見(修業時代;ベルリンの数学者たち ほか)
  • 第3章 楕円関数論のはじまり—楕円関数の等分と変換に関するアーベルの理論(楕円関数論の二つの起源—萌芽の発見と虚数乗法論への道;クレルレの手紙 ほか)
  • 第4章 アーベル関数の理論—ヤコビの逆問題の探究(「パリの論文」からアーベル関数論へ;アーベル積分の等分と変換に関するヤコビとエルミートの理論)
  • 第5章 多変数代数関数論の夢—リーマンを越えて(ガウスの『アリトメチカ研究』とヒルベルトの第12問題;岡潔の遺稿「リーマンの定理」と多変数代数関数論の夢)

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