科学と社会の知 : knowledge
著者
書誌事項
科学と社会の知 : knowledge
(人種神話を解体する, 2)
東京大学出版会, 2016.11
- タイトル別名
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Knowledge : between science and society
- タイトル読み
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カガク ト シャカイ ノ チ : knowledge
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注記
英文タイトルは標題紙裏より
内容: 序章: 科学研究と人種概念, 第I部: 自然人類学・考古学と人種研究(第1章「「縄文人」と「弥生人」」-第3章「人種主義と科学者の「中立性」」), 第II部: 人種研究とマイノリティ(第4章「賀川豊彦の社会事業と科学的人種主義」-第6章「規律と欲望のクリオン島」), 第III部: 「人種」とゲノム研究の現在(第7章「ゲノム情報にもとづく人類学にとっての集団」-第10章「日本におけるゲノム研究と集団の表象」), 索引(事項・人名), 筆者・訳者紹介
第10章 座談会「日本におけるゲノム研究と集団の表象」のその他の述者: 加藤和人, 竹沢泰子, 徳永勝士
京都大学人文科学研究所共同研究報告
参考文献: 各章末
収録内容
- 科学研究と人種概念 : 人種・民族・人種主義 / 坂野徹 [執筆]
- 「縄文人」と「弥生人」 : 日本考古学にとって「人種」とは何か / 坂野徹 [執筆]
- フランスにおける形質人類学の変遷史 : 一九世紀末からの人種科学をめぐって / キャロル・レノー=パリゴ [執筆] ; 小林新樹, アルノ・ナンタ訳
- 人種主義と科学者の「中立性」 : アンリ・ヴァロワの活動を中心に / アルノ・ナンタ [執筆]
- 賀川豊彦の社会事業と科学的人種主義 : 近代日本における「内なる他者」をめぐる認識と実践 / 関口寛 [執筆]
- インドにおける血液、贈与、共同体 : 有徴化と匿名化のはざまで / 石井美保 [執筆]
- 規律と欲望のクリオン島 : フィリピンにおけるアメリカの公衆衛生とハンセン病者 / 日下渉 [執筆]
- ゲノム情報にもとづく人類学にとっての集団 / 太田博樹 [執筆]
- 皮膚色と頭蓋骨形態からみたヒトの多様性 / 瀬口典子, ライアン・シュミット [執筆]
- 医薬品規制の最前線における人種とその表象 : 日本人の「身体的差異」をめぐる国際論争から / 郭文華 [執筆] ; 加藤茂生訳
- 日本におけるゲノム研究と集団の表象 : 座談会 / 太田博樹 [ほか述]
内容説明・目次
目次
- 科学研究と人種概念—人種・民族・人種主義
- 第1部 自然人類学・考古学と人種研究(「縄文人」と「弥生人」—日本考古学にとって「人種」とは何か;フランスにおける形質人類学の変遷史—一九世紀末からの人種科学をめぐって;人種主義と科学者の「中立性」—アンリ・ヴァロワの活動を中心に)
- 第2部 人種研究とマイノリティ(賀川豊彦の社会事業と科学的人種主義—近代日本における“内なる他者”をめぐる認識と実践;インドにおける血液、贈与、共同体—有徴化と匿名化のはざまで;規律と欲望のクリオン島—フィリピンにおけるアメリカの公衆衛生とハンセン病者)
- 第3部 「人種」とゲノム研究の現在(ゲノム情報にもとづく人類学にとっての集団;皮膚色と頭蓋骨形態からみたヒトの多様性;医薬品規制の最前線における人種とその表象—日本人の「身体的差異」をめぐる国際論争から;日本におけるゲノム研究と集団の表象—座談会)
「BOOKデータベース」 より