モスクが語るイスラム史 : 建築と政治権力

書誌事項

モスクが語るイスラム史 : 建築と政治権力

羽田正著

(ちくま学芸文庫, [ハ-45-1])

筑摩書房, 2016.12

増補

タイトル読み

モスク ガ カタル イスラムシ : ケンチク ト セイジ ケンリョク

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注記

叢書番号はブックジャケットによる

1994年3月 中央公論社刊 (中公新書) に補章を加えた増補版

主要文献目録: p289-292

出典一覧: p293-295

イスラム諸王朝王統図: p296-299

内容説明・目次

内容説明

イスラム世界においてモスクとはどういう存在なのか?それは単なる「祈りの場」ではない。人々の社交の中心であり、教育施設、宿泊所、そして政治活動の舞台など、多様な役割を担ってきた。こうして人々の生活のなかに深く根づいてきたモスクには、イスラム世界の精神性のあらゆる歴史が刻み込まれている。その建築史的変遷、社会における機能の変化をたどれば、ときには政治史の常識が覆るような発見に出会うこともある。140点の図版とともに、壮麗なモスク建築の見方を説き、イスラム世界の深層を浮き彫りにする。

目次

  • 1 モスク入門(モスクの語源と種類;モスクの構成要素 ほか)
  • 2 最初期のモスク—七世紀(『コーラン』の中のモスク;最初のモスク—預言者の住居 ほか)
  • 3 古典型モスクの時代—八〜十世紀(預言者のモスク;ウマイヤ・モスク ほか)
  • 4 多様性の時代—十一〜十四世紀(ファーティマ朝のモスク;モスクと「墓付きマドラサ」 ほか)
  • 5 光輝の時代—十五〜十七世紀(スレイマン・モスクとオスマン朝モスク;ティームール朝とモスク ほか)
  • 補章—二二年後(イスラーム世界再考;東南アジアと中国のモスク ほか)

「BOOKデータベース」 より

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