中国の誕生 : 東アジアの近代外交と国家形成 The birth of China : international relations and formation of a nation in modern East Asia
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中国の誕生 : 東アジアの近代外交と国家形成 = The birth of China : international relations and formation of a nation in modern East Asia
名古屋大学出版会, 2017.1
- タイトル読み
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チュウゴク ノ タンジョウ : ヒガシアジア ノ キンダイ ガイコウ ト コッカ ケイセイ
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注記
文献目録: 巻末p13-33
内容説明・目次
内容説明
明治日本の登場から、琉球、ヴェトナム、朝鮮、チベット、モンゴルへと続く属国・藩部の再編を、沿海と草原オアシス世界の双方から掴み、現代中国の原型が浮かび上がる過程を詳述、万国公法などの翻訳概念の変容を手がかりに、誰も描きえなかった「中国」誕生の全体像に迫った渾身作。
目次
- 第1部 危機の時代へ(清朝の対外秩序とその変遷—會典の考察を中心に;明治日本の登場—日清修好条規から「琉球処分」へ;新疆問題とその影響—「海防」論と「屬國」と「保護」)
- 第2部 属国と保護のあいだ—「越南問題」(ヴェトナムをめぐる清仏交渉とその変容—一八八〇年代初頭を中心に;清仏戦争への道—李・フルニエ協定の成立と和平の挫折;清仏戦争の終結—天津条約の締結過程)
- 第3部 自主から独立へ—「朝鮮問題」(「朝鮮中立化構想」と属国自主;自主と国際法—『清韓論』の研究;属国と儀礼—『使韓紀略』の研究;韓国の独立と清朝—「自主」と「藩屬」)
- 第4部 「領土主権」の成立と「藩部」の運命(「領土」概念の形成;「主権」の生成—チベットをめぐる中英交渉と「宗主権」概念;「主権」と「宗主権」—モンゴルの「独立」をめぐって)
「BOOKデータベース」 より