書誌事項

交錯する台湾認識 : 見え隠れする「国家」と「人びと」

陳來幸, 北波道子, 岡野翔太編

(アジア遊学, 204)

勉誠出版, 2016.12

タイトル別名

交錯する台湾認識 : 見え隠れする国家と人びと

タイトル読み

コウサク スル タイワン ニンシキ : ミエカクレ スル 「コッカ」 ト 「ヒトビト」

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注記

参考文献: 論末

内容説明・目次

内容説明

日本統治時代を超えて現在まで続く日台の様々なつながり、日本で生活する「華僑」の現状や葛藤などから隣国・台湾を知る。複雑な歴史と民主化・本土化に起因するナショナルアイデンティティのゆらぎ、エスニックグループや出生地、世代などによって変化する価値観やイデオロギー、そしてIT大国として、新しい民主主義国家としての変化など、台湾の過去と現在、そしてこれからの可能性を提示する。

目次

  • 総論 交錯する台湾認識—見え隠れする「国家」と「人びと」
  • 1 「国家」の揺らぎ(現代台湾史の重要人物としての蒋介石;民主化後の政党政治—二〇一六年選挙から展望される可能性;すれ違う「国」と「民」—中華民国/台湾の国籍・パスポートをめぐる統制と抵抗;台湾とフィリピン、そして日本—「近さ」と「隔たり」の政治学)
  • 2 台湾の「実像」(一九四〇〜五〇年代の日台経済関係—分離から再統合へ;台湾の経済発展と「開発独裁」—「中華民国」の生き残りをかけた経済開発;ノーブランドのIT大国;一九六〇年代台湾文学の日本語翻訳活動について—『今日之中国』における文学翻訳とカルチュラル・ポリティクス;東南アジア系台湾人の誕生—五大エスニックグループ時代の台湾人像)
  • 3 万「華」鏡の「台湾」(在日台湾人と戦後日本における華僑社会の左傾化現象;華僑・台僑をめぐる歴史的位相—台湾「天然独」の抬頭に至るまで;遺骨と祖国とアイデンティティー—一九五〇年代前半の台湾と「中国」をめぐる相剋;台湾人と日本の華人系プロテスタント教会;誰がここで他人の歌を歌っているのか—「日歌台唱」にみる、台湾人の世代交代とその交差点)

「BOOKデータベース」 より

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