対米従属の謎 : どうしたら自立できるか

書誌事項

対米従属の謎 : どうしたら自立できるか

松竹伸幸著

(平凡社新書, 835)

平凡社, 2017.1

タイトル読み

タイベイ ジュウゾク ノ ナゾ : ドウシタラ ジリツ デキルカ

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注記

戦後日米政軍関係略年表: p246-250

主な参考文献: p251-253

内容説明・目次

内容説明

トランプ大統領誕生で、基地問題に顕著に見られる「日米関係の不平等」は、どう変わるのか。同じ同盟国でありながら、ドイツやイタリア、フィリピンとも違う、日米の奇妙な関係を、外交、占領の歴史を手がかりに繙くとき、見えてきたのは、主体性を失い続ける「日本」の姿だった。自ら従属を深める日本。真の独立のために何が必要なのか。

目次

  • 第1章 従属の現実—世界に例を見ない実態(裁判権があるのに「裁判をしない」不思議;日本全土がアメリカの訓練基地なのか;ドイツは主権のために地位協定を改定した)
  • 第2章 従属の原点—日本とドイツの占領の違い(占領期にアメリカの意図が貫かれたかどうか;対米自主性のある人物が支配層になったか;独立と同盟への過程でも違いが広がる)
  • 第3章 従属の形成—「旧安保条約の時代」の意味(マッカーサーが与えた「エジプト型の独立」;建前としても平等を放棄した旧安保条約;世界史に前例のない裁判権の全面放棄)
  • 第4章 従属の展開—新安保でも深化したワケ(自主性の回復が新安保条約の建前だったのに;積み重ねが従属を慣行にする;平和か戦争かの決定権がアメリカに)
  • 第5章 従属の深層—独自戦略の欠落が背景に(鳩山政権の普天間問題での挫折が意味するもの;日本型核抑止力依存政策とその形成過程;対米従属から抜け出す防衛政策への道)

「BOOKデータベース」 より

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