「イタコ」の誕生 : マスメディアと宗教文化
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「イタコ」の誕生 : マスメディアと宗教文化
弘文堂, 2017.2
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イタコの誕生 : マスメディアと宗教文化
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イタコ ノ タンジョウ : マス メディア ト シュウキョウ ブンカ
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Note
博士学位申請論文「マス・メディアによる《イタコ》像の形成と民俗文化の変容」(國學院大学, 2016年度) に加筆と修正を施したもの
引用参考文献一覧(五〇音順): p388-416
Description and Table of Contents
Description
死者を呼び出し、生者へのメッセージを伝える盲目の巫女イタコは、1960年代のブームで一躍全国に知られる存在となった。その半世紀後、現実のイタコが高齢化した一方で、マンガやアニメでは少女イタコがシャーマンとして活躍している。東北の民俗宗教はいかにして新しい宗教文化になり得たのか?フィールドワークと資料の発掘、質問調査から丹念に追跡した貴重な論考。
Table of Contents
- 第1部 マスメディアによる“イタコ”像の形成(大衆文化としての“イタコ”とは何か;“イタコ”の登場とブームの到来—一九五〇年代‐六〇年代;「オカルトブーム」と宗教性の“大衆化”—一九七〇年代‐八〇年代;ステレオタイプの形成と“イタコ”の増殖—一九九〇年代以降;“イタコ”の登場と“恐山”像の変容)
- 第2部 “イタコ”像の普及と民俗文化の変容(表象の普及と宗教的リアリティの形成—大学生・短期大学生を対象とした質問紙調査をもとに;表象の受容と再生産—地方自治体の観光振興事業を例に;表象の消費と恐山の変容—『東奥日報』『デーリー東北』の「恐山大祭」関連記事を手掛かりとして;恐山の近代化—大正期の「観光化」をめぐって;“恐山のイタコ”を求める人々—二〇一四年度恐山大祭・恐山秋詣りにおける「イタコの口寄せ」の状況;マスコミのまなざしと自己表象の再編—「自文化」としての〈恐山信仰〉をめぐって)
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