歯痛の文化史 : 古代エジプトからハリウッドまで

書誌事項

歯痛の文化史 : 古代エジプトからハリウッドまで

ジェイムズ・ウィンブラント著 ; 忠平美幸訳

(朝日選書, 961)

朝日新聞出版, 2017.6

タイトル別名

The excruciating history of dentistry

歯痛の文化史 : 古代エジプトからハリウッドまで

タイトル読み

ハイタ ノ ブンカシ : コダイ エジプト カラ ハリウッド マデ

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注記

参考文献: pi-vi

内容説明・目次

内容説明

人類誕生、いや動物が歯を持って以来、歯の悩みは常につきまとってきた。恐竜の歯化石には歯周病の跡があり、洞窟人の歯は髄が出るほどすり減っていた。古代、虫歯は悪魔や虫が原因とされた。中世、旅回り詐欺師が街の広場の歯抜きショーで客を集め、怪しい民間療法が横行した。歯抜きは理髪や瀉血と共に床屋外科の仕事だった。近世にも患者は麻酔なしで床に寝て施術を受け、歯の治療は相変わらず「血と痛み」の世界だった。その後、麻酔やレントゲン、治療用椅子などの進歩があり、今日の歯医者は治療・美容両面の仕事になった。恐怖と嫌悪で語られる「歯治療の世界」を、患者の視点からエピソードたっぷりに綴った“笑える歯痛の世界史”。

目次

  • 1 悪魔?虫?体液?—古代世界の歯痛
  • 2 旅回りの歯抜き屋から床屋外科まで—中世の荒療治
  • 3 治療への気運—ヨーロッパ歯学のあけぼの
  • 4 植民地アメリカの歯の事情—独立戦争との意外な関係
  • 5 痛くない治療を求めて—笑気ガスとエーテル
  • 6 泥棒男爵と改革者—歯医者が専門職に
  • 7 苦痛で恥ずかしいが、ありがたい—入れ歯の五〇〇年史
  • 8 進歩と受難者—麻薬・水銀・X線
  • 9 新世紀の歯科医療—フッ素・椅子・歯磨き道具
  • 10 一〇〇万ドルのほほえみ—ハリウッド映画と口のイメージ

「BOOKデータベース」 より

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