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猫の怪

横山泰子 [ほか] 著

(江戸怪談を読む)

白澤社 , 現代書館 (発売), 2017.7

タイトル別名

ねこのかい

タイトル読み

ネコ ノ カイ

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注記

その他の著者: 早川由美, 門脇大, 今井秀和, 飯倉義之, 鷲羽大介, 朴庾卿, 広坂朋信

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

猫は不思議な生き物だ。猫好きにはそれがたまらない。江戸時代にも、猫をこよなく愛する人たちがいた。いきおい、さまざまな猫の怪異の物語が生まれる。奇っ怪な行動をとる猫にまつわる物語のなかから、江戸怪談における猫の怪の世界を、文学・芸能史・民俗学などの視点から選りすぐって紹介する。江戸時代の化け猫話といえば、講談で有名な鍋島の化け猫騒動があるが、いくつもの物語が伝わるなかでその原型と考えられる『肥前佐賀二尾実記』と、飼い主の美女を救う猫の話「三浦遊女薄雲が伝」の原文を現代語訳とともに掲載。そのほか猫にまつわる江戸の随筆、日本や韓国での民間伝承、芝居や映画を紹介する。祟る猫・化ける猫・助ける猫・招く猫etcと、江戸怪談猫づくしの巻。

目次

  • 第1部 佐賀鍋島の化け猫(『肥前佐賀二尾実記』—鍋島化け猫伝説の原型;御家騒動の怪猫)
  • 第2部 江戸時代の怪猫談(馬場文耕「三浦遊女薄雲が伝」—猫の報恩物語;猫の報恩譚;江戸の噂と怪猫—猫はなぜ喋るのか)
  • 第3部 怪猫をめぐる民間伝承・芸能(猫は化けるが役に立つ—猫をめぐる民俗;芸能史における「化け猫物」の系譜)

「BOOKデータベース」 より

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