浮世絵細見
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書誌事項
浮世絵細見
(講談社選書メチエ, 657)
講談社, 2017.8
- タイトル読み
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ウキヨエ サイケン
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注記
参考文献一覧: p310-312
内容説明・目次
内容説明
紙の違い、サイズの種類。絵師の署名の有無、書き方の違い。描かれた人物の興行記録との矛盾、吉原細見との合致。浮世絵研究とは、紙の「折り跡」が謎を深め、制作年の一年の差が、謎を解く鍵になる世界。そこをちらりと覗いてみれば、眺めるだけでは決して見えない浮世絵版画文化、そして江戸という時代の全体が立ち上がる。
目次
- 第1章 紙と判型の謎(鈴木春信の死と判型;歌川広重の花鳥画の大きさ)
- 第2章 描かれた謎(豆男春画の謎;二種類の右図の謎;写楽の見立と創造;広重は東海道を歩いたか)
- 第3章 どこまでが浮世絵か(包紙—浮世絵はどのように売られたか;絵半切—江戸時代の絵入用箋;絵半切的絵本、絵入折絵本、特性用箋;千社札文化の謎)
- 第4章 美術史の外側から読む(春の清水寺の謎—文学・歌舞伎と浮世絵版画;パリ万博の浮世絵画帖—浮世絵師の住居と報酬)
- 終章 浮世絵研究をしたくなった方へ
「BOOKデータベース」 より