私小説のたくらみ : 自己を語る機構と物語の普遍性

書誌事項

私小説のたくらみ : 自己を語る機構と物語の普遍性

柴田勝二著

勉誠出版, 2017.10

タイトル別名

私小説のたくらみ : 自己を語る機構と物語の普遍性

タイトル読み

ワタクシショウセツ ノ タクラミ : ジコ オ カタル キコウ ト モノガタリ ノ フヘンセイ

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注記

初出一覧: p348

内容説明・目次

内容説明

私小説という形式がひとつの潮流となった必然性と、現代作家が“私”を語る意味を探究する。

目次

  • 序論 『危機』の表象—“私”を語る機構と『歯車』
  • 1 造形と告白の間(「弱き心」としての自我—『舞姫』と象徴的秩序;過渡期の“道徳家”—『蒲団』における造型と告白;反転する仮面—『仮面の告白』の同性愛と異性愛)
  • 2 個別のなかの普遍(和解を成就する気分—『和解』と書く機構;“子”をつれた表現者—「ロマンティケル」としての葛西善蔵;身体としての果物—『檸檬』における詩とエロス)
  • 3 “私”と現代世界(“核”に対峙する弱者—『個人的な体験』『新しい人よ眼ざめよ』における個人と世界;テロリズムと私小説—リービ英雄の表現と『千々にくだけて』;希薄な自己への執着—私小説とポストモダン)

「BOOKデータベース」 より

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