越境する革命と民族
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越境する革命と民族
(ロシア革命とソ連の世紀 / 松戸清裕 [ほか] 編, 5)
岩波書店, 2017.10
- タイトル読み
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エッキョウ スル カクメイ ト ミンゾク
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注記
文献: 各章末
関連略年表: 巻末p9-10
内容説明・目次
内容説明
ロシア革命とソ連が同時代の世界に対して持ったアピール力の源泉は、社会主義だけでなく民族解放のスローガンにもあった。第5巻ではソ連を「多民族帝国」の一つとして位置づけ、その実験的な民族政策や諸民族の運動の展開をたどりつつ、それらが世界や近隣地域に与えた影響を論じる。さらに、遺産として旧ソ連諸国に引き継がれた複雑な民族問題・紛争を歴史的に理解する。
目次
- 総説 ユーラシア多民族帝国としてのロシア・ソ連
- 1 民族解放の夢と現実(ロシア・ムスリムの革命と「反革命」—「想像の帝国」との協力と闘い;ソ連の民族政策の多面性—「民族自決」から強制移住まで;ユダヤ人自治と反ユダヤ主義—国内外の政治的文脈の交差)
- 2 民族運動の国際化と革命ロシア(ロシア革命と朝鮮独立運動—現代韓国・北朝鮮の淵源;カフカスの革命—国際政治に翻弄された民族自決;反帝国主義の帝国—イスラーム世界に連なるソヴィエト・ロシア)
- 3 ソ連解体と民族問題(ブレジネフ期連邦構成共和国の政治と民族の問題—クルグズスタンを事例として;ペレストロイカと民族紛争—ナゴルノ=カラバフ紛争の事例;バルト三国の独立再考—ソ連解体への道程;先住少数民族の権利と資源環境問題—ポスト社会主義ロシアへの一視角)
「BOOKデータベース」 より