イエズス会士と普遍の帝国 : 在華宣教師による文明の翻訳

書誌事項

イエズス会士と普遍の帝国 : 在華宣教師による文明の翻訳

新居洋子著

名古屋大学出版会, 2017.11

タイトル別名

Jesuit missionaries and universal empire

イエズス会士と普遍の帝国 : 在華宣教師による文明の翻訳

タイトル読み

イエズスカイシ ト フヘン ノ テイコク : ザイカ センキョウシ ニヨル ブンメイ ノ ホンヤク

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注記

博士論文 (東京大学, 2014) および関連論文を大幅に加筆修正したものに、さらに刊行にあたって新たに書き下ろしを加えたもの

索引: 巻末p1-7

図表一覧: 巻末p8

参考文献: 巻末p9-32

内容説明・目次

内容説明

カトリック拡大のため東方に渡った宣教師らが、巨大な清朝に見出したものは何か。中国古来の世界像や学術は、キリスト教の教義や勃興する科学と結びつくのか。共通言語から統治体制や歴史編纂まで、新たな帝国像を描き出した18世紀のアミオを軸に、「文明の翻訳」の実相を捉える力作。思想のグローバルヒストリー。

目次

  • 在華イエズス会士と文明の翻訳
  • 第1部 中国文明とカトリック・科学との接続(適応政策と中国研究の展開;典礼論争後における孔子像の創造;中国音楽における科学の発見;メスメリズムと陰陽理論の邂逅)
  • 第2部 清朝という帝国と普遍(一八世紀在華イエズス会士と北京社会との接点—北堂を中心に;アミオがとらえた清朝の統治構造;「文芸共和国」の普遍語としての満洲語;清朝の統治空間をめぐる最新情報;『中国帝国普遍史概説』と清朝官修典籍)
  • アミオの中国像とその後

「BOOKデータベース」 より

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