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近代日本の偽史言説 : 歴史語りのインテレクチュアル・ヒストリー

小澤実編

勉誠出版, 2017.11

Other Title

近代日本の偽史言説 : 歴史語りのインテレクチュアルヒストリー

Title Transcription

キンダイ ニホン ノ ギシ ゲンセツ : レキシガタリ ノ インテレクチュアル・ヒストリー

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Note

内容: 序章「偽史言説研究の射程」, 第1部「地域意識と神代史」(第1章「偽文書「椿井文書」が受容される理由」-第3章「近代竹内文献という出来事」), 第2部「創造される「日本」」(第4章「「日本古代史」を語るということ」-第5章「戦時下の英雄伝説」), 第3部「同祖論の系譜」(第6章「ユダヤ陰謀説」-第8章「日猶同祖論の射程」), 第4部「偽史のグロバリゼーション」(第9章「「日本の」芸能・音楽とは何か」-第11章「「失われた大陸」言説の系譜」), 偽史関連年表, あとがき, 執筆者一覧, 索引

偽史関連年表: p367-370

Contents of Works

  • 偽史言説研究の射程 / 小澤実 [執筆]
  • 偽文書「椿井文書」が受容される理由 / 馬部隆弘 [執筆]
  • 神代文字と平田国学 / 三ツ松誠 [執筆]
  • 近代竹内文献という出来事 : "偽史"の生成と制度への問い / 永岡崇 [執筆]
  • 「日本古代史」を語るということ : 「肇国」をめぐる「皇国史観」と「偽史」の相剋 / 長谷川亮一 [執筆]
  • 戦時下の英雄伝説 : 小谷部全一郎『成吉思汗は義経なり』(興亜国民版)を読む / 石川巧 [執筆]
  • ユダヤ陰謀説 : 日本における「シオン議定書」の伝播 / 高尾千津子 [執筆]
  • 酒井勝軍の歴史記述と日猶同祖論 / 山本伸一 [執筆]
  • 日猶同祖論の射程 : 旧約預言から『ダ・ヴィンチ・コード』まで / 津城寛文 [執筆]
  • 「日本の」芸能・音楽とは何か : 白柳秀湖の傀儡子=ジプシー説からの考察 / 齋藤桂 [執筆]
  • 原田敬吾の「日本人=バビロン起源説」とバビロン学会 / 前島礼子 [執筆]
  • 「失われた大陸」言説の系譜 : 日本にとってのアトランティスとムー大陸 / 庄子大亮 [執筆]

Description and Table of Contents

Description

現代に生きるわれわれも一度は耳にしたことがある俄かに信じがたい言説のかずかず。近代日本において、何故、このような荒唐無稽な物語が展開・流布していったのか—オルタナティブな歴史叙述のあり方を照射することで、歴史を描き出す行為の意味をあぶりだす画期的成果。

Table of Contents

  • 偽史言説研究の射程
  • 第1部 地域意識と神代史(偽文書「椿井文書」が受容される理由;神代文字と平田国学;近代竹内文献という出来事—“偽史”の生成と制度への問い)
  • 第2部 創造される「日本」(「日本古代史」を語るということ—「肇国」をめぐる「皇国史観」と「偽史」の相剋;戦時下の英雄伝説—小谷部全一郎『成吉思汗は義経なり』(興亜国民版)を読む)
  • 第3部 同祖論の系譜(ユダヤ陰謀説—日本における「シオン議定書」の伝播;酒井勝軍の歴史記述と日猶同祖論;日猶同祖論の射程—旧約預言から『ダ・ヴィンチ・コード』まで)
  • 第4部 偽史のグローバリゼーション(「日本の」芸能・音楽とは何か—白柳秀湖の傀儡子=ジプシー説からの考察;原田敬吾の「日本人=バビロン起源説」とバビロン学会;「失われた大陸」言説の系譜—日本にとってのアトランティスとムー大陸)

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