福祉と格差の思想史
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福祉と格差の思想史
(ミネルヴァ現代叢書, 2)
ミネルヴァ書房, 2018.2
- タイトル読み
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フクシ ト カクサ ノ シソウシ
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注記
参考文献: p255-258
内容説明・目次
内容説明
資本主義社会が進展する限り、格差社会の存在は不可避なものである。その格差に対して、思想家と政治家は、福祉という処方箋をいかに協働して歴史上繰り出し、そして実現してきたのか。格差問題研究の第一人者が、戦前から戦後、そして二一世紀の現在に至るまで、「豊かで平等な人間社会を創出したい」という熱意とそれを実現する知恵と力を、日本を含めた世界各地の「福祉と格差」に挑んだ人たちから探る。
目次
- 福祉と格差に挑む—不確実性に備える制度
- 第1部 夫妻による福祉政策への貢献(シドニー・ウェッブとベアトリス・ウェッブ—ナショナル・ミニマムの提唱;グンナー・ミュルダールとアルヴァ・ミュルダール—福祉国家と平和と)
- 第2部 欧米諸国での福祉改革(マルクスとビスマルク—新しい経済思想と鉄血宰相;ロイド・ジョージとチャーチル—福祉においては政治家の役割が大きい;「ベヴァリッジ報告」をめぐって—ゆりかごから墓場まで;フランクリン・ルーズベルトと社会保障—ニューディール政策で実現する福祉;ピケティの格差論とフランス社会保障—21世紀の格差)
- 第3部 日本の福祉制度と政治・学問(日本の福祉とその推進者—日本における福祉の元祖;美濃部亮吉と田中角栄—「福祉元年」を考える)
- 政治家と学者の役割は重要—福祉と格差のこれから
「BOOKデータベース」 より