フィレンツェ史
著者
書誌事項
フィレンツェ史
(ちくま学芸文庫, [マ-35-3],
筑摩書房, 2018.4
- 上
- 下
- タイトル別名
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Istorie fiorentine
- タイトル読み
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フィレンツェシ
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注記
叢書番号はブックジャケットによる
「マキァヴェッリ全集3」(筑摩書房, 1999年4月)所収の「フィレンツェ史」を文庫化したもの
『フィレンツェ史』理解のためのフィレンツェ史年表 / 米山喜晟編: 下p475-508
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784480098573
内容説明
権謀術数ひしめく15世紀末のフィレンツェ。マキァヴェッリは軍事・外交を担当する共和国の官僚として活躍したが、イタリア戦争によってメディチ家が権力の座に戻ると職を追われる。しかしそのずば抜けた才能を評価する枢機卿ジューリオは、歴史理解を統治に生かすべく本書の執筆を依頼。マキァヴェッリはそれに応え、晩年のほぼ全てを費やして人びとの心の内面までをも再現した躍動感あふれる歴史絵巻を描き出した。上巻には古代ローマ時代からメディチ家が権力を掌握する15世紀までを収録。政治の現場に身を置き、場数を踏んだ者だけが読み取ることのできる、ほんとうの歴史がここにある。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784480098580
内容説明
本書を捧げられたジューリオは、教皇クレメンス7世となり、フィレンツェ、シエナを含むトスカーナ大公国の礎を築く。メディチ家による支配体制の確立に成功したわけだが、マキァヴェッリは単に君主制を志向していたのではない。実際本書では独裁的な君主のいないヴェネツィアをどの国よりも優れていると讃える。現実の政治に携わり歴史に学ぶことを重視したマキァヴェッリは、その国の政治風土や国民性にあう統治形態でなければ意味はないと考えていた。下巻にはメディチ家が誇る指導者・大ロレンツォの逝去までが描かれる。マキァヴェッリ理解に欠かすことのできない一冊。解説・関連年表も収録。
「BOOKデータベース」 より