アメリカのフェミニズム運動史 : 女性参政権から平等憲法修正条項へ

書誌事項

アメリカのフェミニズム運動史 : 女性参政権から平等憲法修正条項へ

栗原涼子著

彩流社, 2018.3

タイトル別名

Feminism

タイトル読み

アメリカ ノ フェミニズム ウンドウシ : ジョセイ サンセイケン カラ ビョウドウ ケンポウ シュウセイ ジョウコウ エ

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注記

主要参考文献: 巻末p34-47

内容説明・目次

内容説明

1920年に女性参政権を獲得した後、アメリカの「フェミニズム運動」は、どのように展開されたのか—全米女性参政権協会(NAWSA)、全国女性党(NWP)、全国女性有権者同盟(NLWV)の組織の一次資料をもとに、1910年代の女性参政権運動、1920年代半ばにかけてNWP内における平等憲法修正条項(ERA)を作成するまでの過程とNLWVの母性保護を基軸とした社会福祉法制定過程に焦点を当て、「第一波フェミニズム」の思想と実践の成果は、「第二波フェミニズム」にどのように継承されたのか、NYのラディカル・フェミニズムの組織をとおして考察する。

目次

  • 第1章 女性参政権運動—全国女性党(NWP)の全米女性参政権協会(NAWSA)からの分離・一九一三‐一九一六年(一九一三年のワシントン・パレードの歴史的意義—人種をめぐるポリティクス;議会同盟(CU)のNAWSAからの独立—州権論をめぐる確執;海外膨張政策と帝国をめぐる論争)
  • 第2章 第一次世界大戦期から女性参政権成立までの運動—一九一七‐一九一九年(第一次世界大戦参戦と女性参政権運動;連邦議会における女性参政権に関する論議;NAWSA、全国女性有権者同盟(NLWV)、NWPの戦術—執行委員会・大会決議から 一九一八‐一九一九年)
  • 第3章 女性参政権成立とフェミニズム運動—平等憲法修正条項(ERA)成立過程を中心に・一九二〇‐一九二三年(全米女性参政権協会(NAWSA)ならびに全国女性有権者同盟(NLWV)の戦術—執行委員会・大会決議から・一九二〇‐一九二三年;全国女性党(NWP)の再出発—一九二〇‐一九二三年)
  • 第4章 一九二〇年代のアメリカのフェミニズム運動—平等憲法修正条項(ERA)、社会福祉法制をめぐる論争を中心に・一九一九‐一九二五年(ケーブル法をめぐる論争;シェパード・タウナー法をめぐる論争;ERAをめぐる論争)
  • 第5章 ニューヨークの女性解放運動とラディカル・フェミニズムの理論形成—一九六三‐一九七二年(女性解放運動の原点としてのニューヨーク・ラディカル・ウイメン;レッドストッキングズとフェミニズム理論構築;ザ・フェミニスツ;ニューヨーク・ラディカル・フェミニスツ;ラディカル・フェミニズムの越境—家事労働者有償化論争とレズビアン・フェミニズムに見る国境、人種の越境)
  • 最後に—女性平和運動への視座

「BOOKデータベース」 より

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