仏教論争 : 「縁起」から本質を問う
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書誌事項
仏教論争 : 「縁起」から本質を問う
(ちくま新書, 1326)
筑摩書房, 2018.5
- タイトル別名
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仏教論争 : 縁起から本質を問う
- タイトル読み
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ブッキョウ ロンソウ : エンギ カラ ホンシツ オ トウ
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内容説明・目次
内容説明
二千五百年もの歴史をもつ仏教。その始点にして中核と言い得るのが、「縁起」なる法則だ。だが、「これが縁起だ」という定説は、仏教全体としてはいまだ存在していない。本書は、和辻哲郎、三枝充悳といった第一級の知識人、仏教学者が縁起をめぐり繰り広げた論争を俎上に載せ、なぜ彼らが虚構を実体視する罠に陥ったのかを検証。縁起とは何であり、仏教とは何であるかを、透徹した思考で浮かび上がらせた、類例なき書。
目次
- 第1章 縁起という迷宮(仏教の始点;普遍性の強調—初期仏教の縁起観 ほか)
- 第2章 皮相な論争理解—第一次縁起論争の解剖(上)(和辻哲郎の参戦;偏見のヴェール ほか)
- 第3章 真の対立点へ—第一次縁起論争の解剖(下)(宇井の木村説批判;論じ返す木村泰賢 ほか)
- 第4章 仏教学者たちの戦い—第二次縁起論争の深層(論争を主導した三枝充悳;計四九本の論争文 ほか)
- 第5章 生命主義とポストモダン—仏教の日本近代とその後(仏教は生命讃美の教えにあらず;初期仏教の生命観 ほか)
「BOOKデータベース」 より