意味と人間知性の民俗認知経済学 : 「トランス・サイエンス時代」への教訓を求めて
著者
書誌事項
意味と人間知性の民俗認知経済学 : 「トランス・サイエンス時代」への教訓を求めて
(青山学院大学経済研究所研究叢書, 9)
知泉書館, 2018.3
- タイトル別名
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意味と人間知性の民俗認知経済学 : トランスサイエンス時代への教訓を求めて
- タイトル読み
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イミ ト ニンゲン チセイ ノ ミンゾク ニンチ ケイザイガク : 「トランス・サイエンス ジダイ」 エノ キョウクン オ モトメテ
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注記
参考文献: p[321]-340
内容説明・目次
内容説明
現代は科学に依存した社会を創り上げたが、深刻化する社会問題に苦しんでいる。科学至上主義では克服できない「トランス・サイエンスの時代」が到来している。経済学は効用と利潤の最大化が個人や社会を幸福にし、豊かな生活を実現するとした。しかし現実は貧富の格差が拡大し、社会的な基盤は脆弱化している。著者は意味を希求し意味を創り出す行為であるセンスメーキングに着目、歴史民俗的な実例を通して共に生きて働く中で、潜在的な知的可能性が大きなスケールで展開し、集合知となって継承されることを考察する。心理学的実験の活用を含めて、経済学の可能性を探究した画期作。
目次
- 第1部(意味の研究;「科学」に依拠しない知性の民俗認知経済学—トランス・サイエンス時代への教訓を求めて)
- 第2部(生業の行動経済学は可能か;環境リスクと生業の民俗認知経済学;農具を発達させた転用の知恵—生業用民具の民俗認知経済学;ともに働く人びとの自己拡大とアフォーダンス知覚の実験—「世界が新しく見えてくるとき」)
- 第3部(旅と行商がもたらした「身体的知恵」をめぐって;「生きる達人」になる知恵のフォークロア—娑婆世界における和楽・和食と民俗認知経済学の展開;歴史民俗学的な視点からの心理的時間論の実験—貝原益軒「心理的長寿」の認知科学的・脳科学的実験による再検討)
「BOOKデータベース」 より